Teuri Island, Northern Hokkaido


 焼尻島から西へ約 8km、推定100万羽の海鳥が飛来し繁殖地にもなっている天売島(てうりとう)。周囲約12km、人口約400。この画像は、天売港の西側の愛鳥展望台(海抜50m)からの眺望で、左手前にフェリーターミナル、右側には海抜30mぐらいの町並みが。画面の中央に霞んで見えるのが焼尻島



 島の南西端の海鳥繁殖地帯の斜面一面に掘られたウトウの巣穴。総数100万あるという。ウトウは日中は海で過ごすので、この時(10:45)は不在。夕暮れ時、巣穴で待つヒナのためクチバシに小魚をくわえてここに戻ってきます。



 海抜 130mの赤岩展望台から見下ろした、海から48m直立した赤岩。午前の観光バスで立ち寄った10:48 に撮影。生憎の霧で鮮明ではないですが、画像処理でなんとか。この後バイクで再び立ち寄った午後2時頃はもっと濃い霧の情況でした。



展望台から左側の断崖上。ウトウの帰りを待っているウミネコ群。



  夕暮れ、巣に戻ってきたウトウ。体長約40cm。全体的に黒褐色でお腹だけ白く、目の横や顎のあたりに白い糸状の飾り羽、クチバシはオレンジ色。鼻先にサイのような角があり、繁殖期が終わると落ちるらしい。 



 頭の白いのはウミネコで、黒色のウトウがヒナに与えるためにくちばしいっぱいにくわえてきた小魚を横取りしようと待ち構えています。 (19:23 撮影)



一見仲よさそうですが? (19:26 撮影) 


 未だ明るい午後7時ごろからすっかり暗くなった午後8時ごろまでの1時間、空中ではものすごい数のウトウが飛び交い、地上ではウトウとウミネコの激しいエサの攻防戦をまじかに観察しました。



 民宿が並ぶ町のメイン道路を散策時に立ち寄った厳島(いつくしま)神社。毎年6月には豊漁を祈願して島をあげてのお祭りが。

 

なんとも言えない狛犬(こまいぬ)の表情。



岸壁で。カモメは無料、観光客は1個 \300 也。



 この島に着いたら、最初に観光バス\1,600 で海鳥の生態などのガイドを聞きながら周るとが望ましいです。長い坂があるので自転車で回るのは困難、電動アシストでなんとか。夜のウトウ観察は見もので、日帰りせず一泊して見る価値があったと思っています。