Iduhara, Tsushima Island, Nagasaki


 対馬(つしま)は、九州の北約200km、朝鮮半島から50kmに位置する、南北82km、東西18kmの細長い島。ここ厳原(いづはら)は、島の東南の玄関口で、対馬藩の城下町の匂いが残る町です。とくにこの辺りはいい感じでした。



 川に沿った壁や柵には、江戸時代の朝鮮通信使(外交使節)の絵や韓国との友好をたたえる看板が随所に見受けられました。朝鮮通信使の安全警護は、ここ厳原から日本国内は対馬藩がバトンタッチしたことを、対馬歴史民族資料館で知りました



 韓国・釜山から近いし、友好ムードもあって、韓国からの観光客が多く、レストランや旅館の中でもハングル文字が目に入り、町の経済もそこそこ潤っているようでした。



 対馬藩主10万石宗家(そうけ)の墓所万松院(ばんしょう)の山門。
右側の小さな石橋を渡ると ---



 百雁木(ひゃくがんぎと呼ぶ132段の階段を登ると宗家代々の墓群が。



町の随所に、昔の城下町を偲ばせる武家屋敷跡の門や石塀(石垣)。