Shimanami Road

 しまなみ海道は、本州の尾道から四国の今治の間の6つの島に橋を架けたルートです。人や2輪車だと、手前の尾道駅前から尾道水道を最短で横切って、対岸の向島(むかいしま)へ約5分で渡れます。画像中央の白いクレーンと茶色の建物は向島造船所、遠くに見える一番高い山は高見山(283m)は、アンテナが目立つので遠くからの目印になります。


Mukaijima
 向島側の渡船ターミナル。運賃は、人は\10、自転車・バイクは\100。尾道らしい風景です。


向島の東に位置する高見山(たかみやま)の頂上展望台からの眺望。


Innoshima
 因島(いんのしま)。白い因島大橋の向こうに見えるのは向島・高見山


  因島の観光スポット:白滝山(しらたきやま)。標高227m。参道や山頂付近に点在する五百羅漢(実際は700体程度)の石仏は、1830年に一観教の創始者・柏原伝六とその弟子たちが3年余りの年月をかけて造ったもの。


Setoda-cho, Ikuchijima
 生口橋(いくちはし)を渡って因島を振り返ったところ。生口島(いくちじま)は、行政上は尾道市瀬戸田町(せとだちょう)。瀬戸田町出身の平山郁夫(ひらやまいくお)美術館耕三寺(こうさんじ)博物館しおまち商店街向上寺(こうじょうじ)などの観光ポイントが島の北西部に集中しています。


 しおまち商店街に入ると、京都御所紫宸殿を真似た耕三寺(こうざんじ)の門が目につきます。寺の中には、日光の陽明門、奈良室生寺、五重の塔などを似せた建造物が多数あるそうですが、本物を見たことがあるのでパス。


 長さ600mのしおまち商店街は土曜日の午後なのに閑散。ここは、「しおまち」の名の由来どおり、かっては潮の状態がよくなるまでの船の待機場所として栄えた所、近年は、しまなみ海道を通ってやってきたサイクリング客を歓迎しているようです。この場所から後方にある瀬戸田港までの一角には、往時賑わった名残の家屋が並んでいます。 


 商店街の途中で北方向に入り、案内地蔵に従って山を登ってゆくと ---


 1403年(室町)創建の向上寺(こうじょうじ)・国宝・三重塔


山の頂上からの風景。


  生口島と向こうの大三島に架かる多田羅大橋(たたらおおはし)しまなみ海道のちょうど中間地点。今回のはここまでとして、この橋をくぐって北上し、尾道に戻りました。