奥入瀬（１）

**Oirase Stream, Aomori**

　奥入瀬渓流（おいらせけいりゅう）は、十和田湖・子の口（ねのくち）から焼山（やきやま）までの14kmの区間にあり、変化に富んだ渓流を楽しめます。お天気が良かったので、苔生す岩や若葉が、周りを覆う木々から漏れる日に当たって輝いていました。　（ 1/8 sec.)

　水の流れは予想したより速いです。渓流の中に随所に見られる岩には苔や草などの植物が生えていて、独特な景観です。　（ 1/2 sec.)

　激しい流れにかかわらず岩に植物が生息しているのは、渓流の水位が一定しているためだそうです。そろそろ新緑が終わり緑が濃くなり始めた頃でした。秋はまた別な風情でしょう。　( 1/4 sec.)

　渓流の両サイドの断崖には十数条の滝が見られます。ここは雲井の滝で、道路から３０ｍくらい奥まったところにあります。滝つぼに着いたとき、道路入り口で出迎えてくれたカラスが追いかけてきて、ご覧のポーズをとりました。　

　十和田湖から渓流の終点・焼山までの標高差は約200m、途中何段もの段差があるので多様な景観がみられます。　（ 1/4 sec.)

　シャッター速度で水流のイメージが変わるので、一箇所について数通りのシャッター速度で撮影し、フイルム現像後、気に入ったのを選びました。　（ 1/2 sec.)　、

　十和田湖の水が奥入瀬本流に流れ出る唯一の滝、幅20m、高さ7mの銚子大滝。渓流をさかのぼってきた魚は、この滝のため十和田湖に入れないとか。下流の馬門橋からここまで約7kmを４時間、ここからＪＲバスで十和田湖の子ノ口にたどりつきました。　（ 1/8 sec.)
　遊歩道の傾斜は全般に緩くて楽ですが、上流側には階段があるところもあり、やはり、上流から下流方向へ歩いた方が楽です。