Inuyama, Aichi


 名古屋から北へ約30kmに位置する犬山市(いぬやまし)。ここ本町通りを中心とした一帯の町並みは、城下町らしい昔の面影の家屋が数多く残っており、尾張の小京都とも言われています。



 突き当たりの城山のふもとに針綱(はりつな)神社の鳥居とその左影に次の三光(さんこう)稲荷神社があります。ちなみに、犬山祭は、針綱神社の祭礼です。


 国宝・犬山城は、1537年に織田信長のおじにあたる織田与次郎信康によって造られました。江戸時代になってからは、尾張藩の付家老成瀬家が3万5千石を所領する藩主になりました。



 明治4年(1871)に廃藩置県により、この天守閣を除く殆どが取り壊されてしまいました。国宝の犬山城、彦根城、姫路城、松本城の4城のなかでも最も古い城です。


 以下、標高約100mの4階の回廊からの眺望。 


  北東方向の眺望。手前は木曽川。対岸は岐阜県。両岸に架かる橋は犬山橋。画面中央にうっすらみえる山は御岳山。 左側にパンニング--- して次の画像へ。 


  北西方向の眺望。左の山は、標高173mの伊木山(いぎやま)。左手前の橋はライン大橋。 さらに左側にパンニング--- して次の画像へ。


 西方向の眺望。木曽川の流れは、手前右から向こう左方向へ、最後は伊勢湾へ。 犬山は、昔の町並み、犬山城天守閣からの360°の眺望、木曽川沿いの散策など、見所の多いところです。 機会あれば、からくり人形を搭載した山車が繰りだす4月の犬山祭にもう一度訪れたい。