世界文化遺産 高野山は、弘法大師(空海)が真言密教の根本道場として開創された霊場です。大阪から南約80km、和歌山県紀北、海抜900mの東西約4kmの盆地に多数の寺院が密集し、僧侶だけでも1000人居る仏教都市です。身近に接することができる真言宗のお寺のお坊さんは、ここで修行経験したことでしょう。 |
高野山の西端に位置する 大門 。高野山全体の総門です。 |
大門をくぐり、緩い坂道を下って高野山の町に入ります。 |
大門から約1kmの 壇上伽藍(だんじょうがらん)。右手前から 鐘楼 、 金堂 、 根本大塔 。 |
壇上伽藍の中心にそびえる 根本大塔(こんぼんだいとう)。高さ48.5m、四方各25m。 |
壇上伽藍内にある 西塔 と 僧侶 。左側の60人は修行中だろうか、法衣を右肩からはずしています。法衣の色にも区別があるらしい。 |
ここは、高野山の町の中心近くに位置する 金剛峯寺(こんごうぶじ)。 高野山真言宗の総本山で、全国3600 の 末寺 の宗務も執っています。 |
庭のほか、有名な絵師による 襖絵(ふすまえ)で飾られた部屋や大きな台所のほか、豊臣秀次(秀吉の姉の子)の切腹の間などが拝観できます。 |
高野山には、 宿坊 (黄色で示す、宿泊設備を持つ寺院)だけでも40以上もあって、こんなにたくさんあると潰れはしないか気になりましたが、ここで修行した弟子が全国に散らばっていて支えているらしい。身近な末寺とは違って、高野山の寺院は格が上なんですね。 |
高野山の東端の 奥の院前 。 正面の道は 奥の院 への 裏参道 です。 |
奥の院手前にある、祈願などを受け付ける 御供所 。つきあたりの向こうが 奥の院 ですが撮影禁止。 |
奥の院から一の橋までの約2kmの 表参道 には、杉の老木の間に 20万基を越す皇族、公家、大名などの墓。 |
ここは、伊達政宗 の墓。 ほかに、織田信長、武田信玄、石田光成、明智光秀、平敦盛、曽我兄弟など諸々。歴史の復習になります。 |