Kumano Old Road, Wakayama

 ここは、和歌山県那智勝浦町の 大門坂 。左側の坂道が 熊野古道 。殆どの人は、右側の県道を車で 「神社お寺前駐車場」 まで上がってしまいます。



 のどかな雰囲気の坂を上がってゆくと、鳥居 と朱色の 振ヶ瀬橋 に到着。ここは、俗界と信仰の世界の境 だそうです。



 鳥居振ヶ瀬橋 との間にある 案内図 。






 左右の大木は樹齢800年の 夫婦杉 タイミングよく、向こうから下ってくる 紅い衣装の二人連れに出会いました。



 まとっているのは 平安衣装 。 多分、手前の 大門茶屋 で借りたのでしょう。 なぜこの地で平安衣装? と疑問を持って調べたら、昔、貴族が 平安衣装で熊野詣でする のがはやった時代があった、 との説を見つけました。 (女性のお顔は、ぼかしてあります)



 熊野古道は、ここだけではないのですが、この区間に限っては、こんな感じの 267段 約600m の真直ぐな道。



 熊野那智大社 は、那智大滝(別名:那智の滝)を神とする自然崇拝から興った社です。



画面の右側が 本殿



 熊野那智大社 に隣接している 那智山青岸渡寺(なちさん せいがんとじ)の本堂。歴史の古い寺ですが、現在の本堂は天正18年(1590)豊臣秀吉によって再建されたもので、この本堂の高さは 那智の滝の落ち口と同じぐらい と言われています。



 三重の塔那智の滝
一度は自分で撮りたかった、絵葉書などでよくお目のかかる定番の構図。



   那智の滝 (那智大滝) 。 落差133m。 


  この滝はご神体なので、祭壇が設けられていて、神式で参拝するようになっています。