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| クリプト最後の秘境と言えばパプア・ニューギニア。 versteegii、dewitii、ciliataが確認されているが、 実物となると日本では一般には流通していない。 こりゃ行くしかない! 色々下調べしてみるが、その段階でかなりの困難さが見えてくる。 まず、情報がなさすぎる。特にクリプトが確認されているキウンガ、キコリに関しては街自体の情報が皆無です。 幸いなことに英文資料はいくつか見つかり、キコリについては1994年にversteegiiが発見(バースメイヤー氏のHP参照) された時のレポートが手に入り、詳細なロカリティーがわかった。 さらに、大問題であるが、治安があまりよろしくない。 ラスカルという山賊の類が、問答無用に殺して奪う行為をはたらいていること、 治安維持を助けていたオーストラリア警察が撤退したこと。 住民そのものが時には牙をむくこと、等々・・・。 ちなみに千石先生は旅行中、常に銃で武装した護衛を付けていたそうです。(2005年7月アクアライフ参照) もちろん衛生面もまったく無視状態で、医療レベルも惨憺たる状態であることは目に見えてます。 渡航者で何かあると、オーストラリアのケアンズに飛行機で緊急搬送されるのが通常のようです。 まぁーなんとかなるでしょうと黒田氏を誘い行ってまいりました。 が、クリプトは色々あって持って帰ることができなかったので、 写真中心でさらりと書きます。 キウンガ周辺。 クリプトはなしです。 ともかくわかったことは、マレーシアやビンタン島とまったく考え方を変えなければいけないことだ。 町で住むほんの少数の人々以外は、原始の生活をしており、町に時々用事をしに来るとのこと。 コミュニティーの単位は村であり、道路沿い(20年前にタブビルとの道ができたらしい)もしくは川沿いに 不連続に村が形成されている。村の周囲に畑やゴムの木を植えて現金収入を得ているとのこと。 それらの村では、電気はもちろんなく、まさしく自給自足の生活をおくっている。 どこの村に属しているかは結構重要な問題らしい。 キウンガは小さな小さな町だが、電気もクーラーもあり、人々も優しかった。 ここでまたしても大問題なのだが、現地の人の協力なしには 村に立ち入って採集するのはもちろんのこと、移動すらできない。 村以外の場所は深い深い原生林であり、人間が立ち入ることは不可能と考えてよいだろう。 道はタブビルとの間に一本でっかいのが通っている。 タブビルは金鉱山だったが、今は銅しかとれないらしい。 その道は鉱石をトラックにつめてキウンガまで運ぶために作られたとのこと。 しかし、それ以外には道は皆無で、村々の移動はもっぱらカヌーだという。 カヌーも上等のやつはエンジンを備え付けているが、ほとんどは手漕ぎだ。 現地人の協力を得て、採集したバークレアやブリクサや有茎を載っけます。 もし、パプアに行くなら、案内してくれる、英語が喋れて信用のおける現地人を見つけることからはじめなければならないでしょう。 こちらも複雑なコミュニケーションをとれるだけの英語力は必須です。 何をするにしても濃厚な交渉の連続なので、片言英語だけだと死ねると思いますよ。 お次は首都ポートモレスビーの周辺(と言っても50km近く離れている)と、首都の写真です。 ポートモレスビー周辺は非常に乾燥しており、採集には不向きでした。 川で網を振っていると、ナタを持った人が集まってきて、 オレはこの近く住んでるからオレの川だ金よこせと、お金をとられました。 首都はヤバイ雰囲気でスラムぽいです。 日本語のガイド本に市内のバスは車内での強盗や強姦が頻発しているから絶対乗るなと 書かれていましたが、それを理解することができました。 レンタカーに乗っている我々を見た瞬間窓から手を出してきてなにやら叫んでいます。 あんなのに乗れば五分後には身包みはがれて殺されているでしょう。 空港は国内線の建物が犯罪の巣窟と化しているようです。 入り口の警備員も一応制止するふりはするのですが、 明らかに飛行機に乗るとは思えない人達が自由に出入りしています。 その凶悪な様子を写真に収めたかったのですが、 勇気がなくてカメラを取り出すことができませんでした。 まぁー、今回は失敗でしたね。 もうあんまり行きたくないってのが本心ですが、布石を打ってきたので、 もしかするとまた行くかもしれません。 いやー、辛かったな。 |