最近ネイルアートを施した形の良い長い爪を見かけるが、指先の感覚に
支障はないのだろうか。
私は、指先がむずむずしだすと、どうも落ち着かない。第一爪を長く伸ばそう
としてもカルシュウムが不足しているのか、すぐに欠けてしまう。
近頃は長い爪で器用にキーボードをたたく人、家事も難なくこなす人も多いよ
うなので感心してしまう。
我が家の猫は散歩に行こうと声をかけられると、勇んで足拭きマットで爪研ぎ
をはじめる。もっとも爪とぎぐらいでは、引っかかれると痛いので、たまには鼻毛
切りに似た鋏みの先が猫の爪を入れやすく工夫された専用の爪きりで嫌がる
手足を抑えて切ってやる。
人間様の爪切りも、爪が飛び散らないように工夫されたものもあるが、昔は鋏み
を使ったものだ。
鋏みのない時代はどうしたのだろう？獣のように長く伸びた爪を木の幹とかに
爪を立てて引っかいたのかもしれない。
不勉強で、文献などをひもといたことがないので、伸びた爪の始末をどうしてい
たのか、解からない。案外歯で噛み切っていたのかもしれない。
かの向田邦子女子も爪を噛む癖があって、人前に指を出すのを恥ずかしく思っ
ていたようだ。
手の方は噛みやすいが、足の方はよほど体の柔らかい人じゃないとチョッと
難しい。
まさか、人様の爪を噛んでやるなどというサービスがあったわけじゃあ・・・。
ほんと、縄文人達はどうしていたのかな。
涼しくなって頭の方が少しさえ出したのか、病床にあって切っても切ってもすぐ伸
びた母の爪に似てきた爪を切りながら考えた次第 (^o^)
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