度重なる台風の被害に、中越地震による被害と、暗いニュースばかりのこの頃、天変地変が起こるのではないかと不安になってくる。
昨夜、TVで特にみるべき番組もなく、チャンネルをパチパチ移動していて、CATVのある番組に行き会った。
アメリカの番組で、宇宙人に誘拐されたと主張する人達についての
レポートだった。頭から嘘だと決め付ける人もいるが、何故当事者は真実だと主張するのか、真面目に取り組んでいる研究者もいるようだ。
その中に、体験したという人達の睡眠障害説に注意をひかれた。
目を覚ます時に体が麻痺して起き上がれない、睡眠麻痺というのがあるそうで、夢を見ているレム睡眠時に起こることが多いらしい。
当事者は宇宙人に誘拐されて人体実験をされている夢を見ているのだが、覚醒と夢を見ている時の中間の感覚なので、現実の体験と
思ってしまうというのだ。しかも実験されたという傷跡さえも思い込みで
跡を残すという。擬似記憶が蓄積されて記憶はますます現実になるのだという。
私は娘の頃から、疲労が重なった時などに、朝起きようとするのだが
体が動かず、どうしても起き上がれない事があった。
柱時計も、あたりの様子もはっきり見えているのに体だけが動かない。
側にいる人にも伝えられない恐怖に陥る事がしばしばだった。
子供達が小学生の頃、家族旅行で宿に泊まっていた時の事だが、
私だけがまだ布団の中で寝ていた時、部屋の外で「奥様、奥様」
という声がするのに、誰も出てくれない。私は必死に起きようとするが
体が言う事を聞かない。何とかしなくてはと必死に「ハイ」と大声を出した。はっと起き上がると主人も子供達にも何の変わった所はなくぽかんとしていた。そうか、これも夢なのだと気がついたのだった。
以来このような金縛り状態になる事はなくなった。
宇宙人に誘拐されたという人達がこのような経験をする時には
気象条件や地震波なども影響を与えているのではないかと言う人も
いた。時々意識が別の次元にさまよってしまうのかもしれない。
案外私の場合と同じく全くの夢ですよと本人に自覚させれば、
二度と誘拐される事は無いのではと思う。
なまじ睡眠麻痺だなどと大そうな病名がついたら、何時までも抜け出せないかもしれない。
私の場合異次元に行った記憶が無いのが残念なような気もするけれど。^_^;
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