かじかんだ指ですったマッチの炎の中には
可愛がってくれたおばあさんの優しい笑顔が。
少女は幻のおばあさんの腕に
抱き取られて天国へと召されて行った。


仕事帰りの道々玄関先を豆電球で飾りつけた
幸せそうな家々の窓の明かりを眺めていていたら
なぜかアンデルセンの「マッチ売りの少女」の一コマが
思い浮かんできた。

世の中は不公平
いい子が幸せとは限らない

私に魔法が仕えたら
空腹な子供達に温かいスープを届けたい
そして夜空の遊園地には観覧車や回転木馬を走らせる


ごめんごめん非力な私。


そうそうユニセフからの郵便物が来ていたっけ。
せめてささやかな協力で良心をなだめよう

今夜のつぶやき
2002/12
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