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12/29(月)晴天
仕事納め。今年の更新もこれが最後。
良い年をお迎えください。
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12/28(日)晴天
『顔のない裸体たち』平野啓一郎 新潮文庫 を読む。
ネット時代の不毛の性を描いた秀作。
ポーリーヌ・レアージュ『O嬢の物語』の衝撃から半世紀余。
時代の推移は、性の意識をことほどさように臆面のないものに変えてしまった。

臆面なき諸相は、性の問題だけではない。いまや巷に跋扈している。
マクドナルドが新商品の発売に1000人のアルバイトを雇い、行列を偽装する時代。
個人をとおり越した宿命的ともいえる欺瞞、不正、腐敗──の数々。
「100年に一度の経済危機」は、臆面のない欲望から生まれた
局所痙攣の一つのあらわれである。
いよいよ世界を席巻してきたグローバリズムがのたうちはじめたようだ。
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12/26(金)晴天
『容疑者Xの献身』東野圭吾 文春文庫 を読む。
泥臭さのない実にオシャレなミステリー。トリックも絶妙である。
若い人に圧倒的な人気を博しているといわれるのもうなずける。
しかし、靖子、美里の性格描写など、物足りない部分も目立つ。
リアリティーに欠けた軽い作品という印象が残った。
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12/24(水)晴天
『日本の古代〈7〉まつりごとの展開 』岸 俊男編 中央公論社 を読む。
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12/20(土)晴天
『木島日記』大塚英志 角川書店 を読む。
先月読んだ『木島日記 乞丐相』の第1巻。
民俗学者の折口信夫ほか登場するキャラクターも同じ。
純文学の後には、奇想天外の軽妙さが心地いい。
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12/16(火)晴天
『一月物語』平野啓一郎 新潮社 を読む。
赤江瀑の耽美に過ぎた文章にしばし食傷気味になることがあるが、こちらも負けてはいない。
他人の胃袋に気遣うことなく、迷い家(マヨイガ)に足を踏み入れる怪異幻想譚が、
エロスとタナトスの純愛物語に昇華していく。
モチーフは同じでも、鏡花や秋成の幻想文学の系譜とはあきらかに異なる作品。
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12/15(月)晴天
「鮒岩(丸山神社)」をアップ。
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12/13(土)晴天
『日本史探訪(1)日本人の原像』角川書店編 角川文庫 を読む。
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12/09(水)雨
『村の名前』辻原 登 文春文庫 を読む。
芥川賞受賞作の『村の名前』とデビュー作『犬かけて』の2編を収録。
両作とも十分に面白いのだが、読後の空虚さは『枯葉の……』と同じ、感銘には到らない。
最後まで、巧みな夢語りに付き合わされた。という感のみだが、
彫琢さえたプロットと名文に付き合うのも悪くはない。

芥川賞に「積極的な賛成」を投じた丸谷才一氏は、
「どうやら、楽園あるいはユートピアあるいはいつまでもつづく幼年期といふ
人類永遠の夢想の哀切さこそ、この物語の主題であるらしい。」

と評言しているが、私には日本人商社マンのユーモラスな妄想過多小説であっても、
ユートピアにあたる「古層の村」のイメージは一向に表れてこなかった。
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12/08(月)晴天
「金山巨石群(岩屋岩蔭遺跡)」をアップ。
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12/04(木)曇り
朝日夕刊の訃報欄に、高野宏一と天野哲夫の名が肩を並べて掲載されていた。
「ウルトラマン」と「家畜人ヤフー」の終焉に、合掌。
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12/03(水)曇り
『枯葉の中の青い炎』辻原 登 新潮社 を読む。
出鼻の「ちょっと歪んだ私のブローチ」で、躓いてしまった。
エルンスト・ブロッホの「未知への痕跡」を寓話に、
メビウスの輪にも似た重層化した構成によって、
ミステリー風のゆらぎを演出しようとする企ては分かるが、
一ヶ月期間限定の同棲生活という設定は、通俗的でありすぎた。

他の5編は、完成度の高い短編小説として十分に楽しめるものだが、
「私のブローチ」の印象が尾を引いてしまい、物語の着地点、車谷長吉風にいえば
「小説を小説たらしめている虚点」が技巧的であり空虚なものに見えてくる。
読後、芥川が谷崎を評した「文芸的な、余りに文芸的な」の論争が思い出された。
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11/29(土)晴天
『日蝕』平野啓一郎 新潮社 を読む。

日本の近代文学と疎遠になって、すでに四半世紀になる。
これは映画においても言えることで、鶴首して待たれる作家や監督が一人もいなくなり、
クズ小説やクズ映画を見せられて、腹を立てることが阿呆らしく思えてきたからである。
こうして四半世紀が過ぎたわけだが、ここにきて少し考えが変わってきた。
私に仕事をくださる編集者のN氏は、どうやらススメ好きであるらしい。
N氏のおススメを好機に、もう一度、文壇に目を開いてみようかと思うようになった。
ちなみに、今頂戴している宿題は、東野圭吾と辻原登だ。

さて『日蝕』は、目新しいものをと私が適当に選んだ作家だが、
これが僥倖というべきか、圧倒的な言語感覚を備えた傑作だった。
衒学的と批判される文語体の文章は、結晶世界をつくる上での必然的な巡り合わせであり、
当時23歳の神童に、読む側の力量が試されているということにすぎない。
中世の南フランスを舞台に、錬金術やオカルティズムに関するペダントリーが
散りばめられているストーリー構成も、純文学のなかでは異色である。
この二重の異色さが、この作品が激賞と酷評に二分される所以であり、
平野氏の非凡さを象徴しているように思える。
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11/27(木)雨
今週、渋谷駅連絡通路に設置された岡本太郎の「明日の神話」を見た。
岡本太郎の絵画を初めて見たのは、70年代半ばに国立近代美術館で開催された
「シュルレアリスム展」でのこと。エルンスト、ダリ、マグリット、デュシャンなど
綺羅星のごとく居並ぶシュルレアリストのなかにあって、もっとも印象に残った一枚が、
岡本太郎の「痛ましき腕」だった。ついでに言うと、私の縄文好きも岡本太郎の扇動によるもの。

周知のとおり「明日の神話」は、メキシコのホテルの壁画として、
1968年から翌年にかけて制作されたものだが、ホテル建設が頓挫し、壁画は行方不明となり、
2003年メキシコ国内の倉庫で発見され、2005年に日本に帰ってきたという数奇な代物。
壁画とあってそのサイズは幅30m、高さ5.5m。もはや「絵画」とはいえない巨大さだ。
ピカソの「ゲルニカ」もデカいが(縦3.5m・横7.8m)、面積では「ゲルニカ」の6倍にもなる。
「ゲルニカ」は”渋い”モノトーンのなかに爆撃の怒りを周到に封じ込めているが、
岡本太郎に”渋い”という概念がないのは、以下の言葉から察せられる。

「まったく、原色を使うだけで、どの位きらわれ、憎まれたかわからない。
 私は現代日本の色彩の貧しさ、にぶさに窒息する。だから象徴的に、原色をぶつけるのだ」

「今日の芸術は、うまくあってはいけない。きれいであってはならない。
 ここちよくあってはならない」

簡単に言ってしまえば、岡本太郎の作品は《異物》なのである。
「明日の神話」という《異物》が、渋谷駅の連絡通路という公共空間のなかで、
どこまで「異物」としての性格を保つことができるのか。
メキシコで描かれた壁画は、メキシコの空の下に掲げられることが本懐であったのだろう。
絵を見つめるうちに、「明日の神話」は無念の帰国だったな、と思えてきた。
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11/25(火)晴天
『木島日記 乞丐相(こつがいそう)』大塚英志 角川書店 を読む。
オビの「超民俗学伝奇小説」の文字にそそられて、大塚英志を初めて読む。
いかにも絵のないコミック小説。オビに偽り無しの面白さ。
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11/23(日)晴天
『前方後円墳の世紀』森浩一編 中央公論社 を読む。

元厚生事務次官殺傷事件、小泉容疑者出頭。
誰でもよかったといい、人を殺すと特別な何者かになれると思う勘違い犯の亜流か?
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11/16(日)曇り
『「出雲神話」の真実』関 祐二 PHP研究所 を読む。
古代史最大の謎を解く鍵は出雲にある。気鋭の歴史作家による、今もっともおもしろい仮説。
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11/04(火)晴天
終日、飯田市で「水引」の取材。昨日アポ入れした名工を撮影。

朝日一面に小室哲哉の記事。衆愚の国が生んだ寵児の転落。事件も五流、マスコミも限りなく五流。
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11/03(祝)曇り
久しぶりの巨石取材。岐阜県下呂市の岩屋岩陰遺跡、瑞浪市の鬼岩公園、中津川市の鮒岩を訪ねる。
夕刻より、飯田市の伝統工芸「水引」取材(PR誌用)の下見。
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11/2(日)晴天
『神々の記憶』牧野和春 工作舎 を再読。
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10/26(日)曇り
『古代史の窓』森浩一 新潮文庫 を読む。
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10/25(土)曇り
レンタルDVDで、「赤目四十八瀧心中未遂」荒戸源次郎監督(2003)を観る。
昨年、車谷長吉の原作を読んだ。映画は原作に忠実につくられているが、
当然のことながら見えてくる景色は異なっている。映画としての卓抜さは見られず、
虫捕り少年の登場するノスタルジックな抒情的なシーンもいただけないが、
寺島しのぶ、大楠道代、内田裕也らの個性派の演技は見物で、
有り勝ちの文芸映画を越えた秀作に仕上がっている。
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10/22(水)晴天
『日本語の起源―その具体的全体像』芝丞(すすむ)著 三一書房
サブタイトルは「日本古代史最大の謎の解明」。



日本の古層に関わる話しということで、本書のカバーデザインを担当させて貰った。
今日見本が送られてきたが、書店に並ぶのは来週頃。

本書にアスカ、飛鳥の語源について、興味深い説が紹介されている。
「アスカ」とは、モンゴル系言語で「石の堆積、岩の塊」を意味するという。
弥生期、近畿地方に渡来したモンゴル系の人々によって、
石原や岩の多い所として「アスカ」と名付けられた。
その後、古墳時代のはじめに、ツングース系の人々が「アスカ」にやってくる。
ツングース系言語で「アスカ」とは、「鳥の翼、飛ぶ鳥」を意味する。
石の「アスカ」は、飛ぶ鳥の「飛鳥」に変遷し、現代に到る。言語学者ならではの壮大な仮説だ。
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10/20(月)晴天
レンタルDVDで、「ゆれる」西川美和監督(2006)を観る。
何重にも、周到に練り上げられた脚本。
事故なのか? 事件なのか? 曖昧な輪郭が宙吊りとなってぐらぐらとゆれている。
都会と田舎のはざまでゆれる一人の女の死から、都会と田舎に暮らす兄弟の葛藤がはじまる。
兄弟のいたわりの裏に、屈折した嫉妬と悪意が綯い交ぜになった香川とオダギリの演技は圧巻。

『列島の地域文化』日本の古代2 森浩一編 中央公論社 を読む。
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10/13(振替休日)晴天
『超古代文明論』高橋克彦、南山宏 徳間文庫 を読む。
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10/11(土)曇り
『言わなければよかったのに日記』深沢七郎 中公文庫 を読む。
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10/09(木)晴天
「巨石巡礼」のインデックスページをリニューアル。数が増えてきたので、県別に並べ換えてみた。
右上端にある▲をクリックするとインデックスへ、▼をクリックすると同県内の次頁に移動する。

『地域学のすすめ―考古学からの提言』森 浩一 岩波新書 を読む。
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10/05(日)曇り
『占星術殺人事件』島田 荘司 講談社文庫 を読む。
編集者N氏おススメの本格派推理小説。
清張ファンからすると、トリック・構成は見事だが、描写・動機の印象が薄く、物足りない。
といっても、ほとんど土日の二日で一気に読んでしまったのだから、
本格派の名に値する秀作であることに間違いなし。
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10/01(水)曇り
『小説日本芸譚』松本 清張 新潮文庫 を読む。
運慶、世阿弥、千利休、雪舟、古田織部、岩佐又兵衛、小堀遠州、光悦、写楽、止利仏師。
日本美術史に燦然と輝く芸術家十人を綴った歴史短編小説集。
目下、岩佐又兵衛に興味あり。
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9/28(日)曇り
『日本古墳文化―奴国王の環境』原田大六 三一書房 を読む。
『死刑長寿』野坂昭如 文春文庫 を読む。
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9/20(土)晴れ
『海峡を往還する神々』関裕二 PHP研究所 を読む。
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9/13(土)晴れ
『銅鐸』藤森栄一 学生社 を読む。
昭和39年(1964)に出版された古い本だが、今読んでも十分に刺激的であり面白い。
ということは、この本が出てからの44年間、銅鐸の謎の解明に進展がなかったということだが、
発掘においては、学者(佐原真)を絶句させるほどの大発見があった。
昭和59年(1984)、島根県東部の神庭(かんば)荒神谷から、それまでの全国出土数をはるかに
上回る358本の銅剣が見つかり、その翌年には、銅鐸6口と銅矛16本が発見された。
さらに、平成8年(1996)には、荒神谷遺跡から3.4kmほど離れた加茂町岩倉で、
1つの遺跡からの銅鐸出土例としては全国最多となる、39口もの銅鐸が見つかった。
本著の出版当時は、出雲での青銅器の発見はわずかで、近畿地方での出土例が圧倒的だったが、
藤森は本著の中で、この発見をみごとに予見している。
「銅鐸は水だ」も、なんともそそられる仮説。
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9/07(日)曇り/雨
『人口から読む日本の歴史』鬼頭 宏 講談社学術文庫 を読む。
『実在した神話―発掘された「平原弥生古墳」』原田大六 学生社 を読む。
平原(ひらばる)弥生古墳とは、原田大六の地元・福岡県前原市にある弥生後期の墳丘墓のこと。
『古事記』『日本書紀』に書かれた日本神話は、歴史の伝承ではないとする津田左右吉らの説に対し、
原田は恩師・中山平次郎の学説をもとに、日向三代の神話の故郷は、宮崎県ではなく、
原田の住む糸島地方を舞台としたものだとする独自の説を打ち立てる。
中央のアカデミズムに、地方の考古学徒が果敢に挑む、名著ともいえる探求の書。
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8/30(土)曇り/雨
『壬申の乱』遠山美都男 中公新書 を読む。
『天皇誕生―日本書紀が描いた王朝交替』以来、気鋭の若き古代史家に注目している。
通説を再検討しつつ、大胆な仮説で通説をくつがえすお手並みは読み応えあり。
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8/29(金)曇り/雷雨
カミナリ鳴り響くなか退社。東横線は落雷により運休している。
いつの復旧か知れぬが、カバンのなかに漱石の『硝子戸の中』がある。
50ページ読み進んだところで自宅駅に到着。雨も小降りになっていた。
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8/23(土)曇り/雨
『怪談部屋』山田風太郎 ふしぎ文学館 出版芸術社 を読む。
風太郎、20代の作品を主に集めた短編集。20代にしてこの力量はどうだろう。
倒錯したニヒリズムとアナクロニズムが、崇高なユーモアへと転じる。
「うんこ殺人」「陰茎人」……。タイトルも半端ではない。
若い人に、風太郎23歳の『戦中派不戦日記』を薦める。
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8/17(日)曇り/雨
『天皇の起源』林房雄コレクション2 夏目書房 を読む。
『天皇の起源』(1987)と『神武天皇実存論』(1971)が合わさり、
2002年に夏目書房より復刻されたもの。
天皇制を考古学的知見から論じたもので、古代史入門書として読んでも面白い。
偽書とされる古史古伝『上記(うえつふみ)』『富士古文書』などの再評価は説得力がある。
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8/11(月)晴れ
「御所野遺跡」をアップ。
遠野から始まった東北の旅に、遅ればせながらやっと一段落ついた。
夏は、草木が繁茂し、石を隠してしまうので撮影には適していない。
秋、涼しくなって撮影を再開するつもり。
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8/07(木)晴れ
『呪いと祟りの日本古代史』関祐二 東京書籍 を読む。
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8/05(火)曇り/雷雨
昨夜、NHKで「ヒロシマナガサキ〜白い光 黒い雨 あの夏の記憶〜」を観た。
日系3世のアメリカ人スティーブン・オカザキ氏の原爆を題材にしたドキュメンタリーである。
冒頭、渋谷の若者に「1945年8月6日に何が起きたか」と問うが、答えられる若者は一人もいない。
いきなり60数年を経たことの風化を見せつけられる。風化は若者にだけ起きているのではない。
かつて、防衛大臣による「原爆投下はしようがない」という失言があった。このとき安倍は
「アメリカの考え方を紹介したものと承知している」と久間を擁護する弁明を行なっている。
アメリカに従属した、日本が被爆国であることを忘れてしまった風化による失言である。

アメリカでは、国家間の政治的戦略において核兵器の使用は 「しょうがない」。
原爆が戦争を早期に終わらせ、日米両国民の多くの命を救ったという、
原爆投下の正当性を主張する意見が大半を占めている。

この映画は、アメリカ人の監督が、こうした先入観に捉われず、被爆者へインタビューを行い、
被爆の実態を20数年かけて取材し、全米でテレビ放映され、高い評価を得たという。

原爆死没者慰霊碑に刻まれている
「安らかに眠って下さい 過ちは繰り返しませぬから」 という謎の碑文に対して
「過ち」は誰が犯したのかという問いをつきつける、はじめての作品である。
チャンスがあれば観ていただきたい。
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8/04(月)晴れ
「小牧野遺跡」をアップ。
やっと40回まで辿り着いた。
忘れられた石を見つめ直すことで、失われた何かが見えてくるのではないか。
昨今の陰惨な事件の数々も、かつては路傍の石仏や石塔、自然の立石や積石を見ることで、
心がやすらぎ、私憤をくい止める力となっていたのではないか。
謎解きではなく、巡礼として、とりあえず100回までは続けてみたい。
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7/29(火)晴れ
『デルタ・ストリングス―結いの考古学』松本日世 三一書房 を読む

『デルタ・ストリングス』は、三一書房の編集者Nさんから
「東北をめぐるトンデモ本」を出したからと贈られたもの。
Nさんとは「巨石巡礼」を見たというメールをいただき、おつきあいが始まった。
「巨石巡礼」をおもしろいと支持してくださる稀少な御仁である。
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7/28(月)晴れ
「大湯環状列石」をアップ
『遙かなる縄文の声』岡田康博 NHK BOOKS を読む。
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7/22(火)晴れ
「三内丸山遺跡」をアップ
今回は、巨石が入っていないが、縄文は「巨石巡礼」の重要のキーワードである。ご宥恕を。
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7/14(月)晴れ
「石ヶ戸」をアップ
『連環記』幸田露伴 岩波文庫 を再読。
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7/07(月)曇り
「入内の石神様」をアップ
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7/05(土)晴れ
『伝承文学論と北奥羽の伝承文学』佐々木孝二 北方新社 を読む。
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6/30(月)曇り
「大石神社(岩木山)」をアップ
この2カ月、ほぼ週1のペースで更新し、35話まできた。この調子で41話まで続けるつもり。
東北の旅は、まだ終わっていない。よろしくおつきあいのほどを。
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6/23(月)曇り
「三ツ石神社」をアップ
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6/21(土)雨
『日本古代史 謎と真説』関祐二 学研文庫 を読む。
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6/16(月)晴れ
「丹内山神社」をアップ
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6/09(日)晴れ
『火怨(下)』高橋克彦 講談社文庫 を再読。
『白鳥物語(下)』谷川健一 小学館ライブラリー を再読。
昨日の岩手・宮城内陸地震に驚く。今回被害が大きかったのは奥州市と栗原市。
奥州市とは、水沢市、江刺市、前沢町、胆沢町、衣川村の5市町村が合併(平成18年)して
誕生した新市のこと。栗原市の栗駒・花山地区での大規模な山崩れの映像も凄い。
このところこの地域の資料を目にすることが多かった。心よりお見舞い申し上げる。
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6/09(月)雨
「山崎のコンセイサマ」をアップ
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6/08(日)曇り
『火怨(上)』高橋克彦 講談社文庫 を再読。
蝦夷のリーダー・アテルイの物語。丹内山神社を書くにあたり、再読。
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6/04(水)晴れ
『魏志倭人伝の考古学』佐原 真 岩波現代文庫 を読む。
かつて、縄文にばかり目がいき、弥生には一向に興味が湧かなかったが、
佐原氏の著作に触れて、弥生がいきなり視野に入ってきた。
本著は、2002年に亡くなった佐原氏の遺作。
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6/03(火)雨
「羽黒岩」をアップ
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5/29(木)雨
「続石」をアップ
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5/27(火)晴れ
朝日・夕刊に「奈良・箸墓古墳3世紀中頃か―土器測定 邪馬台国論争に影響も」の記事あり、
昨日更新の「長岡百穴」で、「3世紀後半の前方後円墳の誕生から」と書いたばかりなのに……
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5/26(月)曇り
「長岡百穴」をアップ
次回から東北の石をアップする。お楽しみに。
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5/21(水)晴れ
『反時代的毒虫』車谷長吉 平凡社新書 を読む。
波瀾の経歴を繰り返し読まされるのはいささか食傷気味に。
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5/20(火)雨のち曇り
『遠野物語 』柳田 國男 大和書房 を読む。
先月、桜と石の取材で遠野をまわり、もう一度読んでみたくなった。
岩波文庫の『遠野物語・山の人生』は何度も読んでいるが、
これには『遠野物語』の増補版にあたる『遠野物語拾遺』が省かれている。
今回読んだのは『拾遺』の収録されている大和書房(1972)版。
口絵にかつての遠野のイメージを彷彿させるモノクロ写真が48頁にわたり掲載されている。
『遠野物語』が世に出たのは明治43年(1910)。今昔の感は云うまでもないが、
「続石」だけは口絵写真と寸分の違いもなく存在している。
当然といえば至極当然、巨石の魅力はこれに尽きる。
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5/19(月)曇り
「陰陽神社」をアップ
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5/12(月)曇り
「大甕倭文神社「宿魂石」」をアップ
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5/11(日)雨のち曇り
『うずまきは語る』千田 稔 福武ブックス を再読。
「渦巻きを解く」の章に、銅鐸を太陽信仰と結びつける仮説あり。
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5/06(火・祝)晴れ
『古代渦巻文の謎』大谷 幸市 三一書房 を読む。
縄文土器から装飾古墳、銅鐸など、いたるところにあらわれる渦巻き文様の意味を解く。
類書にない仮説は独創的で一読の価値あり。
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4/29(火・祝)晴れ
『みちのくの古代 蝦夷の世界』
 大塚初重・岡田茂弘・工藤雅樹・佐原眞・新野直吉・豊田有恒 山川出版社を再読。

今回の旅で撮影した容量は約8ギガ。データ整理は旅以上に忙しい。
巨石関連で立ち寄った所は、遠野市の続石、羽黒石、金精様、呼ばれ石。東和町の丹内山神社。
盛岡市の三ツ石神社。秋田県鹿角市の大湯環状列石。弘前市の大石神社。
青森市の三内丸山遺跡、小牧野遺跡、石神さま。十和田市の石ヶ戸。一戸町の御所野遺跡。
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4/28(月)曇り
東北の桜が先週一気に開花した。24日夜よりみちのく一人旅。
岩手、青森周辺と回って今朝帰宅。
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4/20(日)晴れ
『神話のはなし』吉田 敦彦 青土社 を読む。
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4/13(日)曇り/雨
金曜夜に出て、土・日で富山、石川の桜を撮影。
日曜、富山県五箇山の天柱石に向かうが、国道304号線の小来栖から山中に1キロほど走ったところで、
道路は雪に覆われて真っ白。目的地まではまだ数キロある……。
予定変更。世界遺産・五箇山の相倉合掌造り集落を見学。
今回の走行距離1,250km。
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4/09(水)曇り
早朝より茨城県日立市「大みか神社」、常陸大宮市「陰陽神社」、
福島、栃木の桜を撮影し、最後に宇都宮市「長岡百穴」に向かう。
走行距離512km。本日126円で給油、ガソリン値下げがうれしい。
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4/08(火)雨
『露伴の俳話』高木 卓 講談社学術文庫 を読む。
著者の高木卓は露伴の甥であり、歴史短編『歌と門の盾』で芥川賞を授与されるが、
習作だからと、きっぱり辞退したという奇特な人である。
露伴が身内の初心者を相手に行った俳句指導の会を記録したもので、
露伴の恐るべき博引旁証が、べらんめえ調の肉声で縦横無尽に交錯する。
俳句に興味がなくても、文章読本としても十分に楽しめる。
露伴は慶応3年(1867)生、同い年に夏目漱石、正岡子規、宮武外骨、南方熊楠、尾崎紅葉がいる。
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4/05(土)晴れ
『明治断頭台』山田風太郎明治小説全集〈7〉ちくま文庫 を読む。
明治ものの中でも、とりわけ推理小説色の濃い異色の連作短編集。
最終章の感動的大団円では、とみに弱くなった涙腺はひとたまりもなく決壊する。
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3/29(土)晴れ
早朝より茨城、千葉の桜を撮影。
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3/27(木)晴れ
東京でソメイヨシノ満開。
統計開始以来3番目に早さだという。ちなみに1番目は2002年で、
桜巨木伝「撮影記」を見ると3月22日に「久遠寺のしだれ桜」が満開になっている。
今年の久遠寺はネットの開花情報によると、今日で5分から7分咲きになったとのこと。
ついでに言っておくが、地元のネット開花情報はある程度信用できるが、
「Yahoo!」や「goo」の桜開花情報は、参考程度にとどめておくのが賢明。
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3/23(日)晴れ
春の陽気に誘われて多摩川台公園を散歩。
ここには、亀甲山古墳、宝来山古墳と二つの100m級の古墳があり、
その間に8つの小円墳と、小規模ながら古墳展示室もある。
昨日、東京では開花宣言が出されたが、ここは川に近いせいだろう、まだほとんど咲いていない。
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3/22(土)晴れ
『鏡花短篇集』川村二郎編 岩波文庫 を再読。
北陸の桜を調べていて、金沢市下新町(現尾張町)生まれの鏡花を思い出し脱線。再読してしまう。
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3/17(月)晴れ
河内の大石」をアップ
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3/16(日)晴れ
『象徴の設計』松本清張 文春文庫 を読む。
明治初期、近代国家への歩みを「日本軍閥の祖」、政界の黒幕として君臨した
山縣有朋を通して描く。
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3/09(日)晴れ
『人類史のなかの定住革命』西田 正規 講談社学術文庫 を読む。
遊動生活から定住生活への移行を生態人類学の立場から分析する一風変わった縄文史。
石や棒の武器を手にした人間が、暴力を回避しあうために言語を発達させたとする説はおもしろい。
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3/02(日)晴れ
『両像・森鴎外』松本清張 文藝春秋社 を読む。
昭和の文豪が明治の文豪を周到な考証をつみかさね解き明かす。圧巻といえるほどおもしろい。
デビュー作『或る「小倉日記」伝』に始まり、奇しくもこの『両像・森鴎外』が遺作となった。
清張の鴎外への多大なこだわりは何なんだろう。
高級官僚として権力の側に固執した鴎外は、清張が一番きらいなタイプの人間のように思えていた。
この勝手な思い込みは、私の鴎外に対する見方でもある。かつては、鴎外は嫌いであった。
言わずもがな、清張は私ほど短絡的ではなかったということか……。
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3/01(土)晴れ
深夜に出発。AM6時30分、河津桜原木(伊豆)着。
熱海の来宮神社、清水区の「河内の大石」を回る。
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2/24(日)晴れ
『天皇誕生―日本書紀が描いた王朝交替』遠山美都男 中公新書 を読む。
『日本書紀』とは、日本的な万世一系と中国的な交替史観が混ざり合った書。というユニークな説。
神武天皇から武烈天皇までの記述を壮大なフィクションと言い放ついさぎよさがいい。
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2/16(土)晴れ
『クリント・イーストウッド』 中条省平 ちくま文庫 を読む。
『フランス映画史の誘惑』もそうだが、文章は極めて平易で難解な箇所はまったくない。
それでいて情報量と質は超一級。単なるイーストウッド伝でも論でもなく、
アメリカ映画史という体系的な枠組みの中で、イーストウッドを論じている。
これは筆者の「映画は歴史にほかならない」という意識によるもの。
「ゴダールの最大のライバルはイーストウッドだった……」
この言葉の内にある筆者の鑑識眼と力量は尋常ではない。

巻末の年譜を数えてみるとイーストウッドの作品数は63(クレジットなし・未公開含む)。
私が見ているのはおよそ半分の35作。そのうち劇場で見たのは20作くらいか。
もっとも好きなものは「許されざる者」(1992)。
深沢七郎の小説で読んだときの、背筋が寒くなるような戦慄を覚えた作品だ。
近作では「ミリオンダラー・ベイビー」のキャメラが良かった。
このキャメラマン、トム・スターンは要マーク。
その次はと考えると困ってしまう。
中条氏も云うように、イーストウッドにはほんとうに駄作がないのだ。
言語、文化がまったく異なる「硫黄島からの手紙」でさえ、
主役が渡辺謙でちょっと心配したが、凡庸ではあるがなんとか無難な映画になっている。
イーストウッド恐るべし、アメリカ映画最高の監督である。
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2/11(祝)晴れ
『性器信仰の系譜』佐藤 哲郎 三一書房 を読む。
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2/08(金)晴れ
『語っておきたい古代史―倭人・クマソ・天皇をめぐって』森浩一 新潮文庫 を再読。
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2/06(水)快晴
『考古学と古代日本』森浩一 中央公論社 を読む。
古墳時代とは厚葬志向がピークに達した時代である。3世紀後半から7世紀前半にかけて、
全国に約15万基とも20万基ともいわれる古墳(墳丘を持つ墓)が築造される。
この厚葬志向は、死後、墓とした土地を永久に占有したいという死生観に基づいている。
ちなみに土地不足の香港では、公共墓地の年限は5年で、これを過ぎると遺族は墓地を返却するという。
薄葬主義者で知られる嵯峨天皇(在位:809〜823)は、死にのぞみ自らの葬儀を具体的に示し、
「陵は平らにし、樹木は植えず草が生えるにまかせよ」と命じた。
『人間臨終図巻』を書いた山田風太郎の墓碑銘は「風の墓」、
墓誌には自ら名付けた戒名「風々院風々風々居士」と記してある。
「……いろいろあったが、死んでみりゃあ、なんてこった、
はじめから居なかったのとおんなじじゃないか、みなの衆。」(山田風太郎)

巨大古墳建造という驚嘆に値する膨大なエネルギーを消費した古墳時代とは、
“言葉が通じない。心も通じない。想いはどこにも届かない。”――「バベル」の時代だったのか。
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2/04(月)晴れ
岩神の飛石」をアップ
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1/28(月)晴れ
榛名神社」をアップ
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1/25(金)晴れ
『封印された日本創世の真実』関 裕二 ベストセラーズ を読む。
浦島太郎が武内宿禰、神功皇后が邪馬台国の台与(トヨ)であったら…。
一見奇妙な仮説だが、論証の展開にミステリーを読むおもしろさがある。
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1/19(土)曇り
『青年』森鴎外 新潮文庫 を再読。
明治43〜44年の作。一読、深いように思えるのだが、これは主人公・純一の内的矛盾を描く
無欠ともいえる力量によるものか。いまだ巨人鴎外の顔が見えてこない。
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1/17(木)曇り
『雁』森鴎外 新潮文庫 を再読。
大正2年(1913)完結とあるから95年前の作品。高利貸しが蔑視されていた時代である。
一人称と三人称が混ざり合った不思議な読後感。うまさは際立っているが後味の悪さが残る。
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1/15(火)晴れ
今月12・13日に「石宝殿」の内部構造調査が行われた。
結果は、「空洞の有無は確認できなかった」という気の抜けたもの。
レーダーも超音波も、巨石の謎には歯が立たないのか……。

「石の宝殿」の謎解きお預け 高砂・生石神社
 高砂市の生石神社(おうしこじんじゃ)のご神体で、巨大な石造物「石の宝殿」の解明に向けた初の科学的調査で十三日、石の劣化が著しいことが分かり、調査をした日本文化財探査学会は「補強が必要」と指摘した。石を「墓」とする説を裏付けることになる空洞の有無は確認できなかった。
 石の宝殿は七世紀初期の築造とされ、高さ約五・七メートル、幅約六・四メートル、奥行き約七・二メートル。ご神体のため、本格的な調査はされたことがない。今回、保存のための実態解明を目的に、十二、十三両日の調査が実現した。
 調査は南北二つの壁面で実施。超音波はほとんど内部を通らず、石の劣化で、ひびや穴があるとみられる。足立和成・山形大教授(48)は「崩落の恐れがある」とし、樹脂を注入して固めるなどの補強策を提案した。
 同学会長の亀井宏行・東京工業大教授(53)らによるレーダー調査では石の上部に大量の水分を確認。亀井教授は「空洞があり、そこに水がたまっていてもおかしくないが、把握にはほかの壁面の調査も必要」とした。同学会は再調査に向け、結果の分析を急ぐ。
 生石神社の東久祠(ひがし ひさし)宮司(69)は「ご神体という位置付けを前提に、保存や次の調査について考えたい」と話している。
(宮本万里子・神戸新聞 1/14 09:43)
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1/14(月・祝)曇り
やり残しの仕事あり、午後より出社。
『贋世捨人』車谷 長吉 文春文庫 を読む。
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1/12(土)曇り
『阿部一族・舞姫』森鴎外 新潮文庫 を再読。
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1/10(木)曇り
『山の宗教』五来 重 角川選書 を読む。
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1/6(日)晴天
NHK深夜に放送されていたドキュメンタリー番組「民主主義」。
世界各地の映像作家10人が撮った、各国各様の「民主主義とは何か」を集めたもの。
2日に放映された米国/ボリビアは見逃してしまったが、デンマーク/エジプト(3日)、
リベリア/ロシア(4日)、パキスタン/インド(5日)、中国/日本(6日)と
どれも見応え十分の作品ばかり。世界の広さと愚かさ、価値観の分断と混沌を思い知る。
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1/4(金)晴天
仕事始め。
『森鴎外』ちくま日本文学全集 を読む。注解付、文庫サイズのこのシリーズは気に入っている。
石川淳が絶賛した鴎外を読み直してみたい。これが今年の所思。
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1/2(水)晴天



謹賀新年。桜シリーズ年賀状も8年目となる。
正月といえど、いつもの休日と変わるところはない。
元旦からPR誌(3月号)桜特集の原稿書き。
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