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12/25(火)晴天
愛媛県久万高原町の「岩屋寺と上黒岩岩陰遺跡」をアップしました。

『催眠(上)』ラーシュ・ケプレル ハヤカワ・ミステリ文庫 を読む
『催眠(下)』ラーシュ・ケプレル ハヤカワ・ミステリ文庫 を読む
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12/17(月)晴天


15日(土)午前8時、東京湾アクアラインの「海ほたるPA」から雪をかぶった富士山が見える。
巨石取材、三石山観音寺、安房神社、洲崎神社、鉈切神社を回る

『日本古墳文化 ─奴国王の環境』原田大六 三一書房 を再読
『王権誕生 (日本の歴史) 』寺沢 薫 講談社 を再読
『蒼猫のいる家』篠田節子 新潮文庫 を読む
『奇跡の男』泡坂妻夫 徳間文庫 を読む
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12/03(月)晴天
愛媛県大洲市の「高山ニシノミヤ巨石遺跡」をアップしました。

『弥生の王国 ─ 北九州古代国家と奴国の王都』鳥越憲三郎 中公新書 を再読
『卑弥呼の墓』原田大六 六興出版 を読む
『古墳と古代宗教─古代思想からみた古墳の形』重松明久 学生社 を読む
『狼でもなく』志水辰夫 徳間文庫 を読む
『ビブリア古書堂の事件手帖 3』三上延 メディアワークス文庫 を読む
『探偵・竹花 孤独の絆』藤田宜永 文春文庫 を読む
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11/22(木)晴天
愛媛県大洲市の「粟島神社」をアップしました。

『九州水軍国家の興亡』武光 誠 学研M文庫 を読む
『左腕の猫』藤田宜永 文春文庫 を読む
『ビブリア古書堂の事件手帖』三上延 メディアワークス文庫 を読む
『ビブリア古書堂の事件手帖 2』三上延 メディアワークス文庫 を読む
 読書家の友人から面白いから読んでみろと1〜3巻をいただいた。
 事件手帖といっても血腥いものではない。
 登場人物の心の機微を解き明かすソフトタッチのミステリーである。
 これがいいのだろう。読後には、一ぷくの清涼剤的効果が味わえる。
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11/7(水)曇り
高知県土佐清水市の「竜宮神社」をアップしました。

『夜の闇の中へ』コーネル・ウールリッチ ハヤカワ・ミステリ文庫 を読む
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11/5(月)曇り/雨
9月から週1回、約40分の整体治療をおこなっている。
わずか40分の治療で、簡単に治るとは思えないが、
それでも、少しは歩く距離も伸びてきたように思う。
といっても治療を止めたら、元の木阿弥となるだろう。
毎日の散歩と教えられた体操を習慣付けること。
要するに、三日坊主ではダメなのだ。
まだまだ巨石はやめられないという思いを目標に、精進いたします。

『支石墓の謎 ─ 前方後円墳・「天皇」の源流』光岡雅彦 学生社 を読む
『キリストと大国主』中西進 文芸春秋 を読む
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10/29(月)晴天
高知県土佐清水市の「唐人駄場」をアップしました。

『神と村』仲松弥秀 伝統と現代社 を読む
 「田園りぶらりあ」で本書を見つけ、これは私にとっての名著となると直感した。
 著者は琉球大学元教授(2006年没)の民俗学者。
 沖縄の村落と御嶽信仰の関係を綿密なフィールドワークによって解明している。

『開かせていただき光栄です』皆川博子 ハヤカワ文庫 を読む
 18世紀のロンドンを舞台にした異色の歴史ミステリー。
 解剖学黎明期の時代的、風俗的考証が読みどころの一つ。
 ユーモラスで明澄な文体は独特の香気を放っている。

『子宮の記憶』藤田宜永 講談社文庫 を読む
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10/15(月)曇り
高知県高知市の「土佐神社の礫石」をアップしました。

『作仏聖─円空と木喰』宗教民俗集成(2)五来重 角川書店 を再読
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10/1(月)晴天
香川県三豊市の「賀茂神社の注連石」をアップしました。

『辺境を歩いた人々』宮本常一 河出書房新社 を読む
 江戸時代から明治時代にかけて、日本の辺境を歩き、
 風俗地誌を研究した民俗学の先駆者4人を紹介する。

「近藤富蔵」(1805〜1887)
父の近藤重蔵は江戸時代末期の北方探検家。
22歳のとき地所争いのもつれから隣家家族を斬殺し八丈島に配流。
明治13年に赦免となるが、15年平和な島生活が恋しくなってふたたび八丈島に戻る。
その後在島中の見聞や生活を精力的に筆記し、膨大な地誌『八丈実記』69巻を完成させた。

「松浦武四郎」(1818〜1888)
江戸末期の蝦夷地探検家。
伊能忠敬と間宮林蔵が主に北海道の海岸線の測量を行ったが、
武四郎は内陸の地形を歩いて調べ、苛酷な扱いを受けるアイヌ民族のために尽力する。
著作に『三航蝦夷日誌』『近世蝦夷人物誌』(『アイヌ人物誌』平凡社ライブラリー)など。

「菅江真澄」(1754〜1829)
江戸後期の国学者、紀行家。
真澄30歳の天明3年(1783)、三河の郷家を出て、信濃、越後、奥羽、蝦夷地などを遍歴。
76歳で秋田の角館で死ぬまで、定住の地はなく行脚に明け暮れる一生を送った。
旅先での地理、風俗を挿絵入りで記録した日記『真澄遊覧記』や地誌、随筆をのこした。

「笹森儀助」(1845〜1915)
明治時代の探検家、政治家、実業家、第2代青森市長。
「貧旅行」と称するスタイルで、千島列島を探検、つづいて奄美、沖縄諸島を調査する。
当時の日本において南西諸島や千島列島の実態はほとんど分かっておらず、
国境警備、辺境の社会改革を提言した。
著書に『千島探検』『南島探検』『拾島状況録』『西伯利亜旅行日記』『台湾視察論』など。

『夢裡庵先生捕物帳 びいどろの筆』泡坂妻夫 徳間文庫 を読む
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9/25(火)雨
セミも鳴かないという酷暑のなか、息を潜めるように過ごしてきたが、
暑さ寒さも彼岸まで。少しは体を動かしたいと思うが、
いまだ左足の神経痛に悩まされる身。
昨年2月、腰痛を治療してもらった整骨院にいってみる。
やはり腰周辺の筋肉がコリ固まっているという。
このまま放っておくと大変なことになりますよ。と脅される。
どこまで治るか分からないが、とりあえず整体師の言うことを聞いて通ってみる。

『探偵・竹花 再会の街』藤田宜永 ハルキ文庫 を読む
『壁画修復師』藤田宜永  新潮文庫 を読む
『骨の島』アーロン・エルキンズ ハヤカワ・ミステリ文庫 を読む
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9/11(火)曇り
香川県三豊市の「岩屋妙見宮」をアップしました。

西日本豪雨に続いて、先週の台風21号、そして北海道で起こった胆振東部地震。
日本列島だけではないのだろうが、災害の連鎖が止まらない。
北海道全域停電や液状化、高潮による関西空港の閉鎖等のニュースを見て、
自然の猛威と人工物の脆弱性が重なりあうことの怖さを思い知らされる。

『日本の葬儀と墓 最期の人生行事』宮本常一  八坂書房 を読む
『負け犬』志水辰夫  講談社文庫 を読む
『偽りの書簡』ロサ・リーバス+ザビーネ・ホフマン  創元推理文庫 を読む
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8/28(火)曇り
徳島県東みよし町の「金丸八幡神社」をアップしました。

体にこたえる残暑が続いている。
休日、散歩がてら自由が丘まで出かけてみようと思っていたが、
土日ともに最高気温は36度に達している。 とても外に出る気になれなかった。
晴れた日は暑過ぎて外出できない。雨が降れば足が痛くて歩けない。
晴読雨読で、久しぶりに風太郎を一気読みする。

『忍法双頭の鷲』山田風太郎  角川文庫 を読む
『東国から読み解く古墳時代』若狭 徹  吉川弘文館(歴史文化ライブラリー)を読む
『約束の地』志水 辰夫  双葉文庫 を読む
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8/14(火)曇り
徳島県美馬市の「神明神社の磐境」をアップしました。

台風の影響だろうか、このところ雨や湿った空気の日が多い。
こんな日は、100m歩いただけで、坐骨神経痛が痛みだす。
事務所までの700mが辛いのだから、なんとも情けない話だ。
涼しくなったら治療することを考えてみよう。

『一年でいちばん暗い夕暮れに』ディーン・クーンツ ハヤカワ文庫 を読む
『日本の偽書』藤原 明  文春新書 を読む
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7/31(火)晴天
徳島県徳島市の「天石門別八倉比売神社」をアップしました。

『ナイスヴィル(上)』カーステン・ストラウド  ハヤカワ文庫 を読む
『ナイスヴィル(下)』カーステン・ストラウド  ハヤカワ文庫 を読む
 南部の町ナイスヴィルでは、全米平均の5倍もの頻度で失踪事件が発生する。
 はたしてこの町に何が起きているのか?
 ホラー小説が読みたくて適当に選んだのだが、上下巻で物語は完結しない。
 3部作で全6冊になるという。これほど長大な作品とは知らなかった。
『研究最前線 邪馬台国』石野博信/高島忠平/西谷 正/吉村武彦 朝日選書 を読む
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7/16(祝)晴天
兵庫県洲本市の「八王子神社」をアップしました。

西日本を襲った記録的な豪雨から1週間。
日を追うごとに被害の甚大さが明らかになってくる。
広島市内に姉が住んでいるが、こちらは大事にならなくて済んだと連絡があった。
かつての広島は、台風や雪・雨の影響を受けにくい瀬戸内海式気候で
住みやすいところだったが、近年、気候の様相は一変してしまったようだ。
地震・台風・雷・洪水、これら天災に対して培ってきた日本人の知恵も、
「これまでに経験したことのない」「記録的な」な天災には、
もはや通用しなくなっていることを思い知らされる。
「自分のところは大丈夫」と思えるところは、もはやどこにもないのだろう。

『狩人の手』 グザヴィエ=マリ・ボノ  創元推理文庫 を読む
 1991年、フランスのマルセイユ近郊の入江から発見された先史時代の洞窟遺跡、
 コスキュール洞窟をモデルにした長篇ミステリーの佳作。
『暴力的風景論』武田 徹  新潮選書 を読む
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7/2(月)曇り
兵庫県淡路市の「石上神社の神籬石」をアップしました。

『神話で読みとく古代日本』 松本直樹  ちくま新書 を読む
『いまひとたびの』志水辰夫  新潮文庫 を読む
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6/18(月)曇り
兵庫県淡路市の「舟木の石上神社」をアップしました。

先日の日曜日、「田園りぶらりあ」で友人のN氏と遭遇する。
私は3週間ぶり、桜新町に住むN氏はたぶん数年ぶりの来店だと思う。
本の虫が引きよせた偶然の戯れに、お互い吃驚することしきり。

『古代天皇陵の謎を追う』 大塚初重  新日本出版社 を読む
『インコは戻ってきたか』篠田節子 集英社文庫 を読む
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6/11(月)曇り
『情事』 志水辰夫  新潮文庫 を読む
『総理と遍路』菅 直人 角川新書 を読む
 今回の四国旅でも、白装束に身を包み、黙々と歩くお遍路さんの姿を多く見た。
 菅氏によると、歩いているときは何も考えていないという。
 歩き出したら、景色を眺める余裕もなくなり、
 右足の次は左足を出すこと以外は考えられなくなる。
 しまいには、そんなことも考えられなくなり、「空なんだ」……。

 車で走る1時間の距離を、お遍路さんは1日かけて歩いている。
 私のように車でグルグルまわっていると、歩き遍路を見かけると、
 なにか後ろめたい気分になってくる。
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6/4(月)曇り
兵庫県淡路市の「岩楠神社」をアップしました。

『古墳の古代史ー東アジアのなかの日本』森下章司 ちくま新書 を読む
『エンプティー・チェア〈下〉』 ジェフリー・ディーヴァー 文春 を読む
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5/28(月)曇り
『エンプティー・チェア〈上〉』 ジェフリー・ディーヴァー 文春 を読む
『鬼神の狂乱』 坂東眞砂子 幻冬舎 を読む
 フィクションではあるが、高知県で実際に起こった
 “集団狗神憑き事件”を題材としたオカルト小説。
 高知県立図書館の膨大な郷土資料の中から、著者自らが見つけたという
 野島通玄著の「豊永郷奇怪略記」が小説の下敷きとなっている。
 江戸末期の弘化元年(1844)、土佐国豊永郷岩原村(現高知県長岡郡大豊町)で、
 数十人もの村人が狂乱状態に陥るという事件が勃発する。
 度重なる祈祷が行われるが、騒動は拡大する一方で最終的に狂乱者は64人に至る。
 事態を重く見た土佐藩は、藩の御威光を見せつけるために鉄砲を持った足軽隊を派遣、
 騒動は一応鎮静したかに見えたが、その後14人に狂乱再発の兆しがあり、
 五台山高善院の律師に再度祈祷をしてもらうため、狂乱者を五台山に連れていく。
 これにより事態は収拾したというが、村人乱心の原因が
 狗神、古狸、はたまた先祖の霊であったのかは明らかになっていない。
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5/21(月)晴天


日本三大鍾乳洞の一つとされる高知県の龍河洞(りゅうがどう)。
ここに「神の壷」と呼ばれる弥生式土器が、石灰華に覆われて静かに眠っている。
森浩一の『新・日本史への旅 西日本編』でここを知り、一度訪ねてみたかった。
約1kmの洞内観光コースの出口付近に弥生人の穴居生活の跡があり、
弥生時代中期〜後期の洞穴遺跡として国の天然記念物および史跡に指定されている。
遺跡部分は3室に分けられている。出口に近い第1室は南北、東西ともに10mの広さで、
居室として使用され、ここから貝輪、鉄鏃(やじり)などが発見されている。
第2室は南北7.5m,東西6.5mで、炊事と物置として使用され、
石を積み重ねた炉の跡と日用品を置いた岩棚がある。
第3室は南北15m,東西7.5mで、「水汲み場」と考えられており、
ここに高さ33cm、胴部最大幅径25cmの長頸壷型土器「神の壷」がある。
天井からしたたり落ちる水滴を受けるために置かれていた壷が、
2000年の間に石灰華に覆われ、鍾乳洞の一部となって溶け込んでしまったのだ。
コースは整備されているが洞内は狭く、リュックを背負っているので歩きにくい。
お目当ての「神の壷」にたどりつく前に「しんどい坂」と呼ばれる急勾配の階段がある。
きついコースだったが、古代のロマンを垣間見える。来た甲斐があった。

田園りぶらりあで『古墳時代の研究』全13冊 雄山閣出版 を購入

『夜来香海峡』船戸与一 講談社文庫 を読む
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5/14(月)晴天


四国八十八ヶ所霊場・第45番札所の岩屋寺。
境内に繋がる急な坂道を、足を引きずりながら休み休み上って行った。
上りきった太子堂の横に修験者が修行したという岩窟があり、そこに長めの梯子が掛けられている。
カメラマンとしては、当然の登っていかなければならないのだが、
「老いの木登り」ならぬ「老いの梯子登り」はやめておこうと、ためらう気持が起る。
力なくうなだれ、未練がましく梯子を眺めていると、
若い女性の外国人観光客がスタスタと梯子を登っていった。
梯子の頂上に座って下界を眺めている姿を、ちょっと妬ましく思いつつパチリ。
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5/8(火)曇り
脚の痛みは相変わらずだが、とにかく出かけることにした。
予定コースの半分でも回ることができれば、それで良しとする。
年寄りの冷や水とならぬよう、無理をせず、安全運転で行って参ります。

『日本古代呪術』 吉野裕子 大和書房 を再読
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5/3(祝)曇り
昨日、ブロック注射を打った。
MRIの画像を元に、注射針をさす位置を定め、
レントゲン透視で針の位置を確認しつつ注射を打つ。
針が神経に達したときは、左足に電気が走り跳ね上がるほどの痛みがあった。
今日、試運転のつもりで歩いてみたが、効果のほどは50点といったところか。
ふくらはぎから太ももにかけての痛みはなくなったが、
左足の付け根、お尻から腰のかけての痛みは以前のまま残っている。
少し休むと痛みは治まるので、
100mほど歩いては立ち止まる「間欠跛行」をとるほかない。
注射の効果は個人差があり、いつまでもつかは分からないとのこと。

『キャラ立ち民俗学』 みうらじゅん  角川書店 を読む
『悲素〈下〉』 帚木蓬生  新潮文庫 を読む
『遥かなる未踏峰〈下〉』ジェフリー・アーチャー  新潮文庫 を読む
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4/25(水)雨・曇り
ゴールデンウィーク明けの5月8日から出かけようと計画しているが、
ちょっと様子がおかしくなってきた。
数週間前から、数100m歩くと、ふくらはぎから太もも、お尻にかけて痛みが走る。
日曜日(22日)に、無理して歩いたのがいけなかったようだ。
今日、整形外科に行き、レントゲンを撮りみてもらうと坐骨神経痛とのこと。
とりあえず鎮痛剤をもらい、これで治まらなければ、
来週、MRIを撮って神経ブロック注射を打つことにする。

『悲素〈上〉』 帚木蓬生  新潮文庫 を読む
『遥かなる未踏峰〈上〉』ジェフリー・アーチャー  新潮文庫 を読む
『男坂』志水辰夫  文春文庫 を読む
『蛇鏡』坂東眞砂子  文春文庫 を読む
『人はなぜ戦うのか─考古学からみた戦争』松木武彦 中公文庫 を読む
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4/2(月)晴天
春たけなわといっても、夜気はひんやりとしている。
土曜日は風邪の引きはじめのようで頭が重い、用心のために一日寝ている。
日曜日も快晴、石川台から雪ヶ谷、田園調布、多摩川周辺を3時間かけてウォーキング。

『古事記の宇宙─神と自然』千田 稔  中公新書 を読む
『みのたけの春』志水辰夫  集英社文庫 を読む
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3/25(日)晴天
仕事のスケジュールが2週間ほど後ろにずれこみ、
予定していたゴールデンウィーク前の出発が難しくなった。
連休明けの出発として、再度コースを見直すことにする。

『インドクリスタル(上)』篠田節子  角川文庫 を読む
『インドクリスタル(下)』篠田節子  角川文庫 を読む
 構想10年とあるが、大国インドをモチーフにするには
 これくらいかかるのだろうと納得できる力作。
 綿密な取材によるリアリティある構成はおみごと。
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3/12(月)晴天
来月予定している四国旅、結局例年通り車で行くことにした。
淡路島から入り「瀬戸内しまなみ海道」を渡り、
広島に寄り墓参し、帰京するコースを選択した。
これまでの出雲や吉備に比べ、やはり四国はでかい。
予定走行距離はおよそ2400kmとなる。

『帰りなん、いざ』志水辰夫  新潮文庫 を再読
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3/5(月)雨
『死国』坂東眞砂子  角川文庫 を読む
 かねてより作者の土俗的土着的な感性には敬服している。
 四国八十八カ所を逆回りすることで死者をよみがえらせ、
 四国を死国に回帰させるというスケールの大きさに驚かされる。
 民俗学に対する知見が確かだが、薀蓄が極力抑えられているのがいい。
 映画はB級だったが、原作は「田舎ホラー」の域をはるかに超えている。

『だいたい四国八十八ヶ所』宮田珠己 本の雑誌社 を読む
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2/26(月)曇り
『荒神』宮部みゆき 新潮文庫 を読む
 山の妖怪ではなく、なぜ巨大な怪物が出現するのか。
 民俗学的要素が希薄なため物語に奥深さがない。
 プロットが巧妙で盛りだくさんな分、後半いささか食傷気味になってくる。

『夜去り川』志水辰夫  文春文庫 を読む
 饒舌な宮部みゆきと寡黙な志水辰夫。今週は対象的な組み合わせとなった。
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2/18(日)晴天
『異体字の世界』小池和夫 河出文庫 を読む
 職業柄、この異体字には苦労させられた。
 写植からMacによるDTPに変わっても、
 異体字の憂鬱から逃れることはできなかったが、
 8年位前だろうか、CIDフォントからOpenTypeフォントに変わり、
 異体字の収録が大幅に増え、「はしご高」の「焉vや「立つ埼」の「普vなどの
 めんどうな作字づくりから解放された。
 漢字世界のすさまじい混迷ぶりが垣間見える貴重な一冊。

『日本人はなぜ富士山を求めるのか』島田裕巳  徳間書店 を読む
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2/13(火)晴天
群馬県藤岡市の「鬼石神社」をアップしました。

『星に継ぐもの』ジェイムズ・P・ホーガン 創元SF文庫 を再読
 「田園りぶらりあ」で本書をみつけ、懐かしさをおぼえ購入した。
 奥付をみると1980年 初版、2010年 81版とある。
 これだけで、30年経てもまったく色褪せていない名作だとわかる。
 本書は35年以上前に読んだもの。歳を重ねると再読も新鮮であり、楽しみとなる。

『ポーカー・レッスン』ジェフィリー・ディーヴァー 文春文庫 を読む
『花ならアザミ』志水辰夫 講談社文庫 を再読
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1/29(月)晴天
『引かれ者でござい』志水辰夫 新潮文庫 を読む
 たまに読みたくなる作家である。ハデなドンデン返しはない。
 読んでいてストレスがなく、読後感が心地よい。
 気軽に読めるので、ついクセになってしまうのだ。
 先週『花ならアザミ』を買ったが、帰宅してこれは以前に読んでいることに気づいた。
 何度も読みたくなる作家とは思わないが、これは読み返してみるつもり。

『蜂工場』イアン・バンクス 集英社文庫 を読む
『古代史の謎はどこまで解けたか』山岸良二  PHP新書 を読む
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1/22(月)雪積もる
埼玉県飯能市の「白鬚神社」をアップしました。

そろそろ、春の巨石旅の準備をしなければならない。
今年は四国をと思っているが、いつものように車で行くか、
飛行機で行って空港からレンタカーにするかで迷っている。
九州なら迷わず飛行機を選ぶのだが、四国となると悩ましい距離になる。
私の優柔不断さは、いつもこんなところに表われる。

『古墳時代の鏡・埴輪・武器』樋口隆康、大塚初重、乙益重隆 学生社 を読む
『金属と日本人の歴史』桶谷繁雄  講談社学術文庫 を読む
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1/15(月)晴天
『ナイトフォール(上) 』ネルソン・デミル  講談社文庫 を読む
『ナイトフォール(下) 』ネルソン・デミル  講談社文庫 を読む
 1996年7月17日、ジョン・F・ケネディ国際空港を離陸したTWA800便が、
 12分後に空中爆発を起こし、機体はNY州ロングアイランド沖に墜落する。
 事故原因は機器の故障として調査は終了するが、
 爆発直前に地対空ミサイルの航跡とおぼしき謎の光が、
 事故機に向かって伸びていたという目撃情報が多数寄せられていた。
 230人の犠牲者を出した実際の墜落事故を題材にしたデミルのハード・サスペンス。
 読み始めたら止まらなくなる。

『火の降る日』宮内勝典 河出文庫 を読む
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1/4(木)晴天
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

『神坐す山の物語』浅田次郎 双葉文庫 を読む
『聖なる酒場の挽歌』ローレンス・ブロック  二見文庫 を再読


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