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年表1(ラグランジュ前史)



西暦1952 ソ連が人類初の人工衛星打ち上げに成功

  1961 ソ連が有人人工衛星の打ち上げに成功

  1969 アメリカのアポロ11号、月面着陸に成功
       G.K.オーニル博士らのグループが、スペースコ
       ロニー構想を発表

  1991 ソ連解体

 ※この頃から、各地で民族衝突・宗教紛争が多発する

  1999〜 各紛争地域で、相次いで核兵器が使用される

    2000〜  地球環境問題が深刻化
                核による放射能汚染、オゾン層の激減などによっ
                て生態系も急速に変化
                撲滅されたとされた病気や新種の伝染病が蔓延し
                始め、各地で都市の荒廃が進む

  2015 国際連合が「世界統合計画」を発表 世界統合を開
       始する

    2016  暫定的にアメリカとヨーロッパ連合が統合、「大西
              洋連邦」として世界統合の先鞭を執る
              中国・統一朝鮮・ASEAN諸国らが世界統合の推
              進を確約し、オセアニア諸国も同意
              中南米諸国、アフリカ諸国との連携を強化

    2017  ロシアを中心とした旧ソ連各国が対等な立場での統
              合に合意、「中央大陸連合」を設立
              OPECが「アラビアン・リーグ」の設立を提唱

    2018  中南米・アフリカ諸国が先進国中心の統合に反対し、
              アジア・オセアニア諸国との連携を開始
              中央大陸連合にモンゴル・トルコなどが加入
              アラビアン・リーグ発足、石油価格の暴騰が始まる

  2019 大西洋連邦と中央大陸連合との間で、アラビアン・
              リーグの扱いを巡り核戦争勃発

  2020 大西洋連邦及び中央大陸連合国家、共に人口の7割
       を喪失し、終戦
              中東の油田も壊滅的な打撃を被り、アラビアン・リ
              ーグは事実上消滅
              アジア・オセアニア=中南米・アフリカ諸国が世界
              統合のイニシアティブを獲得

    2021  統合世界の統一通貨を香港ドルベースの「UMDS」
              (ユームズ)、公用語をアジア英語とすることで各
              国が合意
              統一政体の名称を「地球連邦政府」とし、政庁をウ
              ランバートルに置くことが決定

  2023 世界統合終了
       地球連邦政府樹立

  2024 連邦政府、地球活性化計画を発表

              当時、混乱による飢餓・疫病の発生で総人口が一時
              20億にまで減少

  2037 地球上の総人口、40億に回復

              この頃、砂漠の緑地化や環境適応型住居の開発によ
              り、人口問題は深刻化せず

  2050 総人口60億を突破
              人口・住居問題が深刻化し始める
              連邦政府直属の研究機関、海中居住システムを完成

  2054 連邦政府、宇宙移民計画を発表

  2058 恒久宇宙ステーション「アルテミス」完成

  2060 月面恒久基地建設計画「ネオ・アポロ計画」発動
              第2号宇宙ステーション「ヘスティア」完成

  2064 月面恒久基地、本格的に建設開始

  2067 「プレイオネ」はじめ、永住可能な大型宇宙ステー
              ション8基が完成
              生活実験開始

  2069 月面天文台、基地に先駆け完成

  2070 連邦政府宇宙開発局、月面居住区及びスペースコロ
       ニー建設を決定

  2071 月面恒久基地「ディアナ」完成
       月面居住区、建設開始

  2073 総人口100億を突破

  2077 火星・金星に恒久基地建設を決定

  2079 太陽黒点の大規模変動による全地球規模の天変地異
              により、海面上昇・地盤沈下などが各地で発生、陸
              地の30%を喪失し、総人口の約1/4を失う

  2081 太平洋上に海上都市の建設を開始

  2082 火星恒久基地、建設開始

  2083 金星恒久基地、建設開始

  2084 海上都市「アトラス」完成

  2085 コロニーの建造を開始

  2089 月面居住区、建設中に水素爆発発生
       8割完成のところの9割を喪失

  2091 連邦政府、12のSS(コロニー群)の設置を決定

  2094 火星恒久基地「アーレス」完成
       火星居住区建設開始

  2097 金星恒久基地「アフロディテ」完成
       金星居住区建設開始

  2098 月面居住区「アポロ」及びSS1・SS2完成
       「宇宙移民」開始

  2102 火星居住区「マルス」完成 移民開始

  2104 金星居住区「ヴィーナス」完成 移民開始

  2105 木星・土星探査計画発表

  2108 SS3〜6完成 移民開始

  2111 木星・土星探査船発進

  2113 月・火星の共同研究チームがレーザー核融合の実用
              実験に成功
              核融合炉の開発競争開始

  2115 月面表面にアームストロング市、裏面にスタフォー
       ド市が完成
       「アポロ」をアポロ市と改称し、月面自治都市連合
              「セレーネ」を設立

               この頃から連邦政府が自治政治に干渉を開始
               反地球連邦運動が勃興

  2117 地球でクーデター発生
       反乱部隊、一時連邦政府最高会議ビルを占拠
       (メルスヴィン・ケムラーの反乱)

  2118 クーデターを完全に鎮圧 首謀者メルスヴィン・ケ
       ムラー処刑
              連邦政府、この反乱を契機に治安維持体制を再編・
              強化
              最高会議直属の非公開機関として保安局を設立、連
              邦捜査機構を移行し、捜査活動に関する情報を非公
              開とする

    2119  連邦政府、反地球連邦運動に対して宇宙安全航行局
              を保安局下に創設した宇宙保安部に移行し、宇宙に
              おける治安維持機構を一元化

    2120  宇宙船搭載型核融合炉を火星の「マーズ・メカニカ
              ル・インストゥメント」(MMI)社が開発に成功

  2122 SS7〜10完成 移民開始

    2126  核融合炉搭載のシャトルが地球−月面間に就航

  2129 第2次木星・土星探査船団発進

    2130  木星・土星探査団、小惑星帯に恒久基地を建設

  2134 MMI社、小型核融合炉を発表

  2137 火星の研究機関が磁場展開による反重力装置を開発

    2139  核融合炉・反重力装置を搭載した所属不明の攻撃機
              が流星に偽装され地球へ飛来
              ウランバートルへの侵入を図るも、保安局特殊防衛
              部隊により阻止される

    2140  前年の正体不明機によるウランバートル侵入未遂事
              件を重く見た連邦政府は、治安維持の一層の強化を
              名目に保安局宇宙部の治安維持部隊を地球連邦軍へ
              編入し「地球連邦宇宙軍」とすることを決定
              同時に保安部特殊防衛部隊も連邦地上軍へ編入

  2142 SS11・SS12完成 移民開始

    2144  SS・居住区における反地球連邦政府運動の活発化
              に伴い、装備増強の一環として「宇宙艦隊」の創設
              を決定

    2145  MMI社、月面スタフォード市の軍需企業「エンパ
              イリエル・メガトレンズ」(EM)社を吸収合併し、
              社名を「エムアイ」(MI)社とする
              同社、非合法に軍艦の建造を開始

    2147  セレーネ首脳部、MI社へ接触を開始

  2148 第3次木星・土星探査船団発進
              セレーネ、極秘裏に宇宙戦力整備を開始

    2149  連邦政府、宇宙艦隊の増強を開始

  2150 最初の木星エネルギー輸送船「ジュピターT」就航
              セレーネ宇宙艦隊のロンデニオン・ファディレ提督、
              各SSとの協議において、協力の取り付けに成功

  2151  7  スタフォード市において、反地球連邦政府団体
                  のデモ隊に連邦政府治安部隊が発砲、市民に数
                  百人の死者が出るも連邦政府は事件について一
                  切の正式発表を行わず
              (「スタフォードの黒い7月」)

              8 月面都市連合セレーネ、地球連邦政府に対して
         独立を宣言
         セレーネに呼応し、マルス・ヴィーナスも独立
         を宣言
                  連邦政府機関を目標としたテロが各地で続発

       9 首脳会談を開催するも決裂
                  連邦政府、開戦を決定

       10 連邦軍ケムラー艦隊とセレーネ軍ファディレ艦
         隊、SS1付近で交戦
         連邦軍敗退、司令官ローレンツ・ケムラー少将
         行方不明

       11 セレーネ軍、地球降下作戦を決行

       12 セレーネ軍、最高会議ビルを始めとする主要施
         設を占拠
         連邦軍降伏
       (セレーネ独立戦争 終結)

  2152 1 地球連邦政府、事実上解体

       2 「宇宙市民法」発布
         宇宙市民の権利をほぼ全面的に認め、地球居住
                  者との格差を是正する

       5 宇宙居住区代表者会議開催
         地球連邦政府に代わる地球管理機関「地球管理
         委員会」の設立を可決

  2153 8 「地球破壊禁止法」発布

  2154 11 連邦軍の残党、「ガイア」を名乗りSS1にお
         いて蜂起、周辺コロニーへ無差別攻撃を仕掛け
                  る

  2155 2 セレーネ軍特務部隊(通称ω部隊)SS1に潜
         入、ガイアと交戦

       3 SS1のコロニー「エデン」内の戦いでガイア
         壊滅
       (ガイアの反乱 終結)

  2162 6 旧連邦軍ウラジオストク基地で連邦軍残党によ
         る反乱発生

       8 セレーネ軍、地球に降下し鎮圧に乗り出す

       9 アポロ市・スタフォード市で大規模なテロ発生
         宇宙港・通信施設などを破壊、死傷者多数

       10 セレーネ軍地球降下部隊、反乱を鎮圧しアポロ
         市へ帰還

       11 セレーネ軍、月面上空で連邦軍残党と交戦

  2163 1 セレーネ・各SS連合艦隊、SS2の建造中コ
         ロニーを急襲
         指導者クラーン大将ら連邦軍残党を一掃
       (クラーンの反乱 終結)

  2167 木星エネルギー輸送航路、定期化
              「ジュピター」級輸送船、9隻就航

  2174 3 SS6で反乱発生
         SS6自治政府、セレーネ軍に出動要請
       (SS6事件)

       4 セレーネ艦隊出動 反乱を鎮圧

       5 セレーネ軍統合作戦本部、ロンデニオン・ファ
         ディレを元帥に昇進させる

    2175  木星衛星への入植開始

    2177  宇宙居住者代表者会議、戦乱の撲滅を宣言し、軍の
              正面装備の削減を決定
 
    2179  MI社、極秘裏にモノポールエンジンの開発を開始

    2180  ローレンツ・ケムラー、地球へ帰還
              旧連邦軍の糾合を開始する
              月面「ルナ・ヒューカス」(LH)社、ケムラーへ
              の協力を確約

    2181  MI社、新世代核融合炉の開発を開始

    2183  セレーネ軍、第2次装備縮小を開始

    2185  LH社の反主流派がMI社へ接触を開始

  2186 9 ローレンツ・ケムラー、反セレーネ・SS・惑
         星組織「テラ」を結成

       11 テラ、地球上の旧連邦軍基地を奪還
                  戦力整備を完成させる

       12 MI社、戦闘機搭載型試作核融合エンジンの
         「ドファリン」を建造
                  不完全ながらデータの一部をLH社へ流し、引
                  き換えにテラの戦力データを得る

  2187 2 ケムラー、全宇宙規模の演説を行い、セレーネ
                  に事実上の宣戦布告を発する

       3 テラ、艦隊を衛星軌道上に展開
                  セレーネ、開戦派と恭順派との対立が激化

       4 テラ、艦隊をもってSS4・SS7を急襲、こ
         れを占拠する
         SS4のコロニー3基を月面アポロ市・アーム
         ストロング市・スタフォード市へ落とす

       5 テラ艦隊、SS1・3・5・6を占拠

       6 テラ艦隊、SS2を攻撃 セレーネ艦隊、迎撃
         に失敗、壊滅
         セレーネ艦隊司令官ロンデニオン・ファディレ
         元帥、火星圏へ逃亡

       7 テラ艦隊、SS8〜11を占拠
                  MI社、ファディレ提督を保護

       8 テラ艦隊、月面各都市へ降下 セレーネ降伏
         ケムラー、地球連邦政府の復活を宣言 自ら元
         首となる
       (ケムラー戦争 終結)

       9 連邦政府、地球管理委員会を解散

       10 ロンデニオン・ファディレ、地球圏に帰還
         SS11に潜伏

       11 旧セレーネ首脳部・各SS及び惑星自治体がS
         S11において反テラ同盟を結ぶ
       (ラグランジュ同盟)
         ラグランジュ同盟内部で、次世代戦闘機開発計
         画が浮上
         委託企業の座をMI社、LH社、小惑星帯の鳳
                  技研が争い、プラン検討の後MI社への委託が
                  決まる

       12 極秘裏にラグランジュ同盟・MI社による戦闘
         機開発計画「Kプロジェクト」発動

  2188 1 連邦政府、「宇宙市民法」の無期限停止を決定

       2 連邦軍兵器研究所付近で爆弾テロ発生
                  MI社、連邦の極秘戦闘機開発計画資料を入手

       3 連邦軍、LH社に新型戦闘機の設計を依頼

       4 連邦軍、旧セレーネ軍の捕虜の全員処刑を決定
         LH社、地球アジア地区のミツボシ重工を買収
         MI社を抜いて最大の複合企業となる。

       5 連邦政府、「地球破壊禁止法」を廃止
                  同時に「地球居住制限法」を制定

              7  MI社が新型の高出力小型核融合エンジンであ
                  る「ドゥラトール」の開発に成功

       8 MI社、各工場で艦艇の量産を開始する

       12 小惑星帯において、連邦軍カウニッツ艦隊が試
         験中のMI社製試作戦闘機LFK−0γを捕捉、
         これを撃墜する

  2189 4 木星エネルギー輸送船「ジュピターW」、小惑
         星帯で消息を絶つ

       5 小惑星帯において試験航行中の連邦軍の新造戦
         艦「イレーネ」「セレス」はじめ13隻が、何
         者かによって襲撃・強奪される

       10 SS12のコロニー・キャノン、点検中に誤射
         付近を航行中の連邦軍の戦艦「ケル・ベロス」
         に命中、大破し、乗艦していた連邦軍総参謀長
         エルウッド元帥死亡

  2190 1 MI社とLH社、極秘にデータの取引きを行う

       2 小惑星帯で原因不明の爆発事故発生 ロンデニ
         オン・ファディレ捜索中の連邦軍巡視艦「ミス
         ラ」はじめ5隻沈没

       3 連邦政府、一連のテロ活動の真相究明を目的に、
         月面・各SS・惑星自治区を緊急調査する

       7 連邦軍、ノレ・アビー中将を司令官に「対ロン
                  デニオン・ファディレ艦隊」(略称ALF)を
                  創設

              10  鳳技研からMI社へ戦闘機「銀河」購入要請が
                  送られるも、MI社はこれを拒否

       12 連邦軍宇宙艦隊司令長官ハルステッド元帥、連
                  邦軍司令部内で何者かに毒殺される


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